近藤様 埼玉県さいたま市在住
ノイズキャンセリング機能の初体験
NB200の体験記
ノイズキャンセリング機能の初体験
ノイズキャンセリングという機能は、今や巷にありふれているデジタル機能だと思う。
おそらく大半のイヤホンがノイズキャンセリング機能をつけているのではないだろうか?
ただわたし自身はノイズキャンセリング機能のデジタルデバイスを使ったことはなかった。なので実はその機能のほどはよくわかっていない。実感できていないともいえる。
そこでノイズキャンセリング機能が初めてのわたしの初体験きとしても記したい。
ビジネスユースでの実用性
今回の体験をするにあたって注目していた点があった。
それはビジネスユースで具体的にどの程度、実用にたえるものであろうか? という点だ。
経験したことのある人も結構いるのではないかと思うが、電話などの相手のオフィスが騒がしくて、とても不愉快になったことはないだろうか?
こちらとしては重要な会話をしているのに、会話相手の後ではほかの同僚が大騒ぎをしているのである。
はっきりいって、そういう企業に関してわたしが思う印象は「これはブラック企業ではないか?」というものである。
大げさかもしれないが、実際にそうでないとしても、オフィスに訪れたことがなく、電話だけでの応対で相手のよしあしを判断しなければならない場合、そう感じてしまうのも無理がないと思うが、どうだろうか?
こうした問題をクリアにする機器が、このNB200だと感じた。
ノイズキャンセリング機能の評価
まず結論として、極めて優秀なノイズキャンセリング機能をNB200は有していると思った。
とりわけ大きく実感したのが、自分の音声が雑音混じりなしで相手に届いているかいなか、という点においてである。
これに関しては素晴らしい性能をみせたといっていいだろう。
このメーカーがこの製品に注力している点もここにあるようで、製品としての目玉の使命は十分にはたしていると感じた。
実際の使用感
わたしは普段、在宅業務を行っており、そのため周囲は静かだ。
だから上記のような騒がしい環境に身を置いて、この製品を使って相手にうるさいかどうかを確かめることは少し難しい。
そこで、いい確認方法はないかと考えたところ、「スカイプ音声サービス」を使ってみることを思いついた。
これはスカイプを通じて、こちらの音声を送ると、それを録音・再生してくれるサービスだ。
まずドングルをPCに差し込み、ペアリングを試してみることにした。
最初、スイッチの入れ方に数分とまどったが、説明書をみることで解決した。
覚えてしまえば簡単にできるし、ワイヤレスでのヘッドフォンに使い慣れている人なら、説明書なしでもいけるかもしれない。
ちなみにわたしはワイヤレスヘッドフォン自体使うのが初めてである。
機器のスイッチをペアリングモードにすると、すんなりと接続できた。この簡便さもなかなかよい。
雑音をあえて作り出すために、ラジオを流してみた。
音量は普通に人が話しているよりもかなり大きめに流してみた。
ヘッドフォンから色々と距離を取って、「スカイプ音声サービス」で録音・再生してみた。
まずヘッドフォンから30センチほど離れた所で、ラジオを鳴らしてみて、録音・再生。
ほぼラジオの音がシャットアウトされ、自分の音声だけがクリアに再生された。
今度は10センチほど離れた所で、録音・再生。
これもかなりクリアに再生された。
今後はヘッドフォンにくっつけて(つまりほぼ耳元で)ラジオと共に自分の音声を録音・再生した。
結果、自分の音声はクリアに聞こえる。
ただしバックでなにやら「シャワシャワ」いっている雑音は入っていた。しかしその雑音もラジオによる人の話し声にはなっておらず、自分の音声とはっきり判別できるものだった。
現実的にオフィスで、会話中の誰かの耳元に話しかける人という状況はめったにないだろう。
つまりこの機器のノイズキャンセリング機能は実用的であり、極めて優れていることがわかったのである。
相手からの音声の聞き取り
次に相手側が話している音声をはっきりと聞き取れるかという点である。
こちらの性能はノイズがやや低減したかな、というレベルのものだった。
外の騒音が聞こえる中で、「スカイプ音声サービス」が話す音声を流して聞いてみたが、やはり外の騒音も聞こえる。
ただしその騒音度合いは低減はされていると感じた。
また時計のアラーム音も鳴らしてみてテストしてみた。
こちらも、アラーム音ははっきりと聞こえた。
デジタル音はむしろ積極的にとらえる仕様になっているのだろうか?
ただ逆にデジタル音が聞こえないとPC業務に差しさわりがでるとも思え、これはこれで支障のない性能だと感じた。
AI起動ボタンについて
当方の使用していうスマホはアンドロイド。バージョンは10である。
コードレス機能を使用して、ブルートゥースでつなぐのも、私は初めてであった。
しかしペアリングモードを起動すると、すぐにスマホとつながった。
そこでAI起動ボタンを押して、「音楽をプレイして(スマホの中の音楽プレイヤーである)」と命令してみた。Googleアシスタントが自動的に立ち上がり、そのGoogleアシスタントが自動的にスマホの中の音楽プレイヤーを立ち上げてくれた。
しかし、そこから先はおそらくわたしのスマホの機能上の問題だろうと思われるが、プレイヤーの中に入っているどの音楽をプレイするかまでは起動しなかった。
「〇〇」を聞かせて、と命令しても音楽プレイヤーの中に入っている楽曲自体の立ち上げまではいかなかった。
LINEアプリも同様でLINEを立ち上げるところまではいくが、その先の相手選択やメッセージ送信まではいかなかった。
検索機能に関しては、たとえば「さんまの値段を教えて」と聞くと、自動的にGoogle検索でその情報を画面表示してくれた。
ただし音声での応答はこちらもなかった。
音質に関して
重低音がよく聞こえた。
音楽を聴いてみたが、特にベースとドラム(つまり低音部分)がわかりやすく、全体に音の分離がはっきりして楽器ごとの聞き分けがしやすくなっていた。
付け心地
耳から若干離れて密着するタイプではないので、最初は少し不安だったが、音声の聞き取りに問題は全くない。
密着しないがゆえに、耳が痛くなったり汗等でかゆくなったりすることもないので、長時間の装着向きだと感じた。
充電速度
早い。数分充電しただけだが、数十分の稼働に耐えた。
説明書
要にして簡の内容の説明書が9カ国対応で書かれている。
日本人以外の人にも安心の説明書。
マイクカバーも二つ付いている。一つしかない他商品も多い中で、細かい点だがよい対応。
全体の大きさ
かなりコンパクトで持ち運びに便利。
マイクを入れるための袋もついているが、これもコンパクトでかさばらずに持ち運べる。
パッケージ
箱の中に引き出し式の箱があり、工夫されており保全性が高い。
USBのコードのまとめ具もゴム式で何度も使える。細かいことだが、一度しか使えないビニール製のまとめ具も多い中、意外と重宝する人も多いのではないかと思う。
以上になります。